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配当株投資 恩株は精神安定法。

こんにちは、volです。

40代半ばの地方在住サラリーマンです。

 

恩株という言葉があり、定年FIRE的にも大切な事だと感じたので、

今回は恩株について書きたいと思います。



恩株とは

FIRE同様に解釈がそれぞれあるようですが、共通点として

投資元本を回収してある保有株

の事だと言えます。

 

例えば、1,000円の株を200株購入し、2,000円に値上がりしたら100株を売却する事で投資元本は回収できた事になります。

手元に残った100株は投資元本0円となり、これが恩株となる。と言う考え方です。

 

投資元本0円ですから、いくら値下がりをしても損をする事がありません。

値動きを気にせず配当金を末永く頂いていこう。となる訳です。

 

現実には取引手数料であったり、約20%取られる税金まで考えると、2倍以上の株価まで上昇してもらわないと本当の意味で元本0円にはなりません。

 

とはいえ、2倍以上に値上がりする株を購入する事は容易ではありません。

 

値動きが激しくなりがちなグロース株は、短期で株価上昇が見込める事もありますが、配当が少なかったり無配だったり。無配の株では恩株として魅力がありません。

そもそもリスクが高いです。

 

安定しているバリュー株は大きな値動きになりにくいですから、何年もかけて上昇していく事になります。非常に時間をかけなければいけない上に、購入した銘柄が正解かどうかの結果も、数年経たないとわからない事になります。

 

再現度の高い恩株の作り方

投資元本を回収してある保有株

を恩株の定義とすると

配当利回り100%分の株を購入して、1年間配当を頂くことが再現度が高い作り方だと思います。

 

私の保有株で例えると

 

三菱HCキャピタル 

平均取得株価604円 配当31円 配当利回り5.13% を2,000株。

 

100株の投資元本は60,400円

1年間でもらえる配当金は62,000円。(2,000株分)

 

つまり2,000株のうち100株分は1年で投資元本が回収でき、恩株となります。

手数料・税金まで含めた場合でも、2,500株保有するか1年半かけて配当を3回もらえば(中間・期末・中間)到達できます。

 

大きな値動きリスクも、数年間の時間も最小限に抑えて恩株を作れる方法だと思います。

銘柄選びがとても大切になります。

やはり長期非減配銘柄が良いのではないでしょうか。

 

恩株は精神安定の手法

高いリスクや時間をかけて得た恩株。恩株に限らず自分の持っている保有株。

本当は、値下がりしても良いなんて事はありません。

実は恩株というのは、株式投資で長期間配当を得る為の、精神安定を図る一つの手法に過ぎないと思うのです。



先の例であれば

1,000円200株が2,000円になったら、全部売却すれば投資元本は2倍になるワケです。(税金は取られますが)

もしくは、

100株売却して元本回収、残りの100株は投資元本0円だから。と言ったところで、値下がりしたら嫌なワケです。正直な気持ちとしては。

だって売却すればキャピタルゲインとして利益になるのですから。

 

しかし売却してしまえばその後の配当金・インカムゲインは得られなくなる。

だから、長期間配当金を得るために、その株を持ち続ける為の思考法の一つとして生まれたモノだと思うのです。

投資元本0円だと思えば多少値下がりしても我慢できる。(本当は嫌だけど)

自分に言い聞かせて、心を安定させる方法。

 

 

どんな銘柄でも業績の波があり、株価の波もあります。

特にFIRE後、一喜一憂せずに配当株を持ち続けるには、必要になるのかもしれませんね。

ありがとうございました!