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2024年 新NISAの準備をする。③

こんにちは、volです。

40代半ばの地方在住サラリーマンです。

 

今回の3本立て記事の最後になります。くどい感じで新NISAについて思う事をまとめていきます。

 

 

個人的な新NISAの利用の仕方・立ち回りは前回の記事で記載しましたが、調べるほどにこの新NISAは様々な考えや発想があって面白いなと感じます。

 

前回の記事はこちら。

vol-log.com

 

 

新NISAは1年間に利用できる・投資できる上限金額が多くなって、使い勝手が良くなった半面、早い段階でより多い金額を投資に回したい人にとっては悩みも出てきます。

毎年つみたて40万円。以上!

という旧NISAと比べて、自由度が高い分かえって考えてしまいますよね。

 

毎年十分なお金を資産運用に回せる資金力が高い人は、現在の資産はそのまま新NISAの買付を実行していけば良いのだと思いますが、私の場合などは今の特定口座の株式を売却したり、証券口座に預けているお金を新NISAに回すことになるでしょう。

その辺の資金繰りも課題になりそうです。

 

 

新NISAで活用したいのは。

 

ずっと持っているつもりで売却予定がない株でも、現在の特定口座で株を持ち続けているより、いったん売却して新NISA口座で買い直した方が間違いなく得をします。

新NISA口座で持っている株には、配当金も含めて税金がかからないからです。

理論的には売らない予定の株ほど、さっさと売って新NISAで買い直す方が得です。

(配当金をもらう度に支払っていた税金がなくなるから)

 

特定口座、つまり今まで普通に買っていた株式は売却益にも配当金にも、約20%の税金がかかりますから、まず税金のかからない新NISA口座で買って、上限いっぱいになったら今までの特定口座で買う。という順番が良いワケです。

新NISAに移りたいから一旦売りたい。なんなら売った金額より安く新NISA口座で買い直したい。まあ、誰でもそう思いますよね。

 

積み立て投資も変化が出ます。投資プランによっては、毎月NISA口座に積み立てて来たお金の出どころが変わる事になります。資金繰りの部分ですね。

 

たとえば今までの旧NISAは年間40万なので、毎月3万3333円を積み立てていました。

これは給与など毎月の収入から、カード決済などでNISA口座に入れていた人が多いのではないでしょうか。

新NISAは年間120万円なので、枠いっぱい使うなら毎月10万円の積み立てです。

でも、月3万3000円がいきなり月10万円は無理!ってなると思います。

 

そうなると、証券口座のお金が動かせる人は、今までと同じく毎月の給与から3万3000円と証券口座から6万7000円を引き出して、合計10万円を積み立てていくといった感じか、または全額証券口座から引き出してあてていくパターンが考えられますよね。

 

証券口座に動かせるお金は残ってないよ~って人は、3万円とか5万円など

キリの良い金額を毎月の収入から積み立てていく事になるのでしょう。

 

 

なるべく早く新NISA上限金額まで利用しよう。という意見がありますが、出どころは同じ金額なら長い時間投資にあてていた方が、資産が増える確率が上がる。という理論が元になっていると思います。

同じ1800万円でも、10年より20年。20年より30年運用した方が増えやすい。

ならば早く1800万円上限までお金を入れて運用しておこうってな訳です。


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この考え方・理論は積み立て投資の根幹になっていると思います。

購入する商品にもよりますが。

 

もとより積み立て投資とは

将来、購入した投資商品の価値が今より上がっていることを信じて行う。

ことが大前提の投資手法だからです。

 

高配当株投資などの一部は、株価が上がらない・企業価値が変わらなくても

配当金が変わらずもらえれば問題ない。

という投資手法です。

両者スタンスの違いがありますね。

 

NISAでのつみたて投資は上記のような考えを元に行う投資法なので、そこに迷いがある場合は、高配当株など別の手法をメインに選んだ方が良いでしょう。

新NISAでは上限1200万円まで成長投資枠を使って、配当金目的で株などを買う事もできますから。

 

資産額を増やしたい→積み立て投資

老後と思う時期まで時間があり収入もある人向き。将来への備え目的。

 

定期的な収入を確保したい→配当株投資

資産額より収入増目的。年金や給与以外で安定収入が欲しい人。定年後向け?。

 

私の主観ですが、ざっくりこんな感じでしょうか。

仮に80歳から始める事になったら、積み立てより配当株投資だろうと思うからです。

逆に20~30歳から始めるのだったら積み立ての方が良いと考えています。

 

 

新NISA最大の長所は非課税枠が復活することだと思います。

ネットや動画で多くの情報を得ることができてしまう分、迷う事もたくさんあると思いますが、失敗したと思ったら売ってしまえば良いのです。

売ってしまったら枠が復活しない旧NISAと違って、新NISAは枠が復帰する上に無期限に使用できます。

その人の人生の中で投資元本上限1800万円までは何回でも売り買いできる。

1800万円分買っても、その内200万円分売れば、また200万円分買える。

そもそも1800万円分必ず使わなければいけない訳でもないので、使える制度は

使える範囲で使うっていうスタンスで良いと思うんですよね。

 

最大効率を目指す必要は無いので。気楽に取り組めば良いと思います。

資金力は人によって違うし、できる・できないも、もちろん違います。

一番いいのは、無理のない範囲で利用することでしょう。

NISA口座を上限まで埋めるために、生活や健康を害するようでは将来のための資産運用の意味が無くなってしまいますから。

 

無理なく適度に、将来のために、新NISA制度を活用していきたいですね。

ありがとうございました!